12.18大会MAIN・SEMI・第6試合レビュー and more…


NAGOYA KICK ~Devil Gate Drive~
2011.12.18
@ASUNAL HALL

MAIN EVENT 第8試合 WPMF日本ミドル級 3分×5R

×山本バッファ弘樹
(大和ジム/KCJミドル級3位/RISEミドル級9位)
vs
○加藤智亮
(バンゲリングベイ・スピリット/WPMF日本ミドル級6位)
判定0-2(ニット47-48 若宮47-47 山室47-48)
※2R加藤にパンチでダウン1
※5R山本にハイキックでダウン1

気合いの表情で青コーナーから入場する加藤だが、
リングインでロープに足を絡ませ転倒する。
しかし、このアクシデントがアウェーのリングで受け入れられ、
観客から暖かい拍手で迎えられた。

1R、両者ミドルキック、ローキックと互いの距離を測るように繰り出す。
重量級の重い蹴りが響くなか、会場は両者の攻防を見守る。
ラウンド終盤のラスト10秒、偶然のバッティングで加藤の額が割れ、ドクターチェックが入る。

予想以上に深い傷でドクターチェックが長引く中、
加藤は、「大丈夫です。これメインだから…大丈夫です。」と必至で訴える。
長いドクターチェックを終え試合再開が告げられるが、ここでラウンド終了。

2R、両者パンチの間合いでの攻防が増え、徐々に打ち合いが進むなか、
残り10秒近くで山本が右カウンターを決め加藤からダウンを奪う!
山本は「ヨッシャー」と気合いを発する。しかしここでラウンド終了。

3R、相手のダメージを回復させたくない山本に対し、加藤はミドル、ローで山本の接近を拒む。
山本陣営からは「詰めろ、詰めろ。休ませるな」の声が盛んに飛ぶ。
加藤の蹴りで、山本がパンチの距離に入れずラウンド終了。

4R
3R同様、山本のパンチを警戒する加藤はミドルを中心に攻撃を仕掛ける。
対する山本はややパンチを狙い過ぎ、手数で下回り加藤の蹴りの距離に付き合ってしまう展開。

最終ラウンド、山本陣営は「大振りするな。細かく打て」の声で山本を送り出す。

加藤のリズムを崩すため、山本がパンチの間合いで打ち合いを仕掛けると、
加藤もパンチで応戦に入り、両者のパンチの攻防が増える。
打ち合いが続くラウンド終盤、山本がこのまま押し切るかと思われたなか、
残り10秒を切った時に、加藤の右ハイキックが山本にヒットし山本が痛恨のダウン!
起き上がる山本だが、ここで終了のゴング。

両者、ダウンを喫した試合の判定は2-0で、ジャッチ2名が加藤支持。
最終ラウンド、一瞬のスキをモノにした加藤が接戦を制した。







SEMI FINAL 第7試合 スーパーライト級 3分×5R

◎AKIRA(誠至会/KCJスーパーライト級3位)
vs
×野上祐太(風吹ジム/昭和の処刑人)
KO 3R1:21秒(ボディーブロー)
※3R野上にパンチでダウン2

試合前、野上に女性ファンから花束が贈られ、会場からざわめきが起こる…

1R、積極的に前に出る野上は、パンチでAKIRAに勝負をかける。
やや、勢い余る野上に対し、セコンドからは「硬い、硬いよ」と声が飛ぶ。

パンチ、ミドルと前に出る野上に対し、AKIRAは下がりながら、
冷静にブロックしてクリーンヒットを許さない。
2Rに入っても同様の展開が続くが、AKIRAは徐々に野上の攻撃にパンチを合わせだす。

試合が動いたのは3R。
AKIRAが、野上の攻撃を見切ると、パンチの打ち合いに出る。
そして右ストレートからの左ボディーがクリーンヒットすると、野上がたまらずダウン。

何とか立ち上がる野上に対し、AKIRAは一気にラッシュを掛け、またもボディーブローで、
2回目のダウンを奪う。
ここで、終わりかと思われたが野上が執念で立ち上がるが…

残り、1ダウンで3ノックダウン負けとなる野上に対し、
AKIRAがトドメのボディーブローでダウンを奪いのノックアウト勝ちを納めた。





第6試合 60Kg契約 3分×5R

○加賀隆史(名古屋JKF/KCJライト級4位)
vs
×竜宜(誠至会/NJKFライト級7位)
判定2-1(若宮48-46 山室48-47 ニット48-49)
※1R加賀にパンチでダウン1

開始の挨拶は、両者がミドルキックを放ちスタート。
その直後、竜宜がバックハンドブローを放つが加賀はバックステップでこれをかわした。

竜宜は、上体を揺らしリズム取りながら左ミドルで加賀との間合いを測る。
左ミドルに対し、加賀は右ローと内股ローを返す展開。
両者互いの出方を探る展開を見せるが、
一呼吸の後、竜宜がオーバーハンドの右クロスを加賀にヒットさせる。
腰の落ちかけた加賀にパンチのラッシュを掛け、竜宜が先制のダウンを奪う!
ダメージの残る加賀だが、このラウンドを逃げ切る事に成功する。

2R、加賀陣営からは「パンチの距離を潰せと」さかんに声が飛ぶ。
距離を詰める加賀を嫌い、竜宜は左ミドルで距離を測る。
しかし、詰める加賀を止めきれずにロープを背負う展開が増える。
加賀はテンカオ(掴まない膝蹴り)で竜宜をコーナーに詰めるとパンチのラッシュで追い込む。

序盤のダウンポイントを挽回するべく加賀は、2R以降は常に前に出て手数で押し切り、
試合終盤まで、加賀が前に出て、竜宜が下がる展開が続く。
両者の疲労が見えるなか、竜宜もパンチを単発ながらクリーンヒットさせる場面も作るが、
加賀が手数で上回りダウンポイントを盛り返し、判定勝ちを納めた。




第5試合 68Kg契約 3分×5R

○DAI(誠至会/NJKFウェルター級3位)
vs
×白神武夫(拳之会/KCJ S.ウェルター級5位)
判定3-0(山室49-47 若宮49-47 ニット50-49)



第4試合 スーパーライト級 3分×5R

△前田 修(GETOVER/WPMF日本スーパーライト級9位)
vs
△玉川和輝(グラップリングシュートボクサーズ)
判定1-0(山室30-30 ニット30-28 若宮30-30)


第3試合 58.5Kg契約 3分×3R

○瞬太(GETOVER)
vs
×元貴(立志会館)
判定3-0(山室30-29 ニット30-29 若宮30-29)


第2試合 フェザー級3分×3R

△GUMP☆小島(TheBodyBox/KCJフェザー級5位)
vs
△岩下文耶(朝久道場)
判定1-1(山室30-30 ニット29-30 若宮30-29)


第1試合 56.5Kg契約 3分×3R

◎MAN☆五郎(大和ジム)
vs
×杉山和哉(SPARTAN-GYM)
KO 1R2:31秒(3ノックダウン)


オープニングジュニアアマチュアファイト

×大脇 武(GETOVER)
vs
○大橋 雷
判定0-2(若宮19-20 ニット20-20 山室19-20)