3.25メイン、セミ、第5試合レビュー

MAIN EVENT 70Kg契約 3分×3R(EX1R)
×山本バッファ弘樹(大和ジム/RISEミドル級9位)
◎竹野 蓮(多田ジム山口道場/DEEP☆KICK70Kgトーナメント王者)
本戦0-0(29-29 29-29 29-29)
※本戦R 竹野は契約体重オーバーにより減点1よりスタート
延長R TKO(3ノックダウン/パンチの連打)
※山本にローキック、パンチでそれぞれダウン1



前日計量で規定体重をクリアー出来なかった竹野には、
減点1とグローブハンディのペナルティーが課せられて試合開始となった。

1R、パンチを狙う山本に対し、竹野はロー、ミドルキックの距離を保ちラウンド終了。
2Rに入ると、オーソドックスの竹野が放つ左ローが、山本の右脚にクリーンヒットが続く。

最終ラウンド、竹野のローに対し、山本が嫌がる表情を見せる場面が増える。
山本も、ローに対し右ストレートを併せるが、ローを警戒してか?
パンチが浅くクリーンヒットまでは奪えず試合終了。

竹野の減点1が響き本戦は、三者29-29のドローで延長戦の突入。
ローのダメージが見える山本に対し、竹野が開始から勝負を掛ける。

パンチから、ロー。ローからパンチと山本に襲いかかる。
ここで、ついに山本がローキックでダウン!
立ち上がった山本だが、踏ん張りの利かない山本に竹野がパンチで襲いかかり再びダウン。

何とか立ち上がる山本だが、竹野が再びパンチで襲いかかると
防戦一方の山本を見てレフェリーが、試合を終了させた。

試合後、「契約体重をオーバーして、本当に申し訳ありません。これで勝ったとは思っていません」
とマイクで話し、リングを降りた。

SEMI FINAL 57.5Kg契約 3分×3R(EX1R)
○石橋真幸(名古屋JKF/KCJフェザー級1位)
×九島 亮(ヌンサヤームジム/RISEフェザー級4位)
判定2-0(30-29 30-30 30-29)


共にRISEのランキングに入る両者だが試合は肘有りのキックルールでおこなわれた一戦。
開始、いつものように出入りのスピードを生かし上下に打ち分ける石橋。

久島も、ミドルなどで石橋の出入りを防ぐ。
試合が進むにつれて、石橋が久島の左足の外内とローキックを集中する。
久島の脚が赤く腫れるが、久島も反撃を試みる。

最終ラウンド、石橋の出入りに久島が肘で応戦すると石橋もそれに応える。
ジャッチ2名が石橋のアグレッシブを支持して、石橋が勝利した。

第5試合 58Kg契約 3分×3R(EX1R)
○ケミカル瞬太(GET OVER/KCJスーパーフェザー級5位)
×吉野 繁(TeamFreeStyle)
判定3-0(30-26 30-27 30-26)
※吉野に3Rダウン2


今大会、一番のスリリングな展開を見せた一戦。

開始、吉野がケミカルにパンチを放つ。
スピードのあるパンチだがこれをケミカルがかわす。

積極的にパンチで前に出て来る吉野に対して、ケミカルは、左ミドルで出入りを止めにかかる。
それでも、吉野は前に出て来るが、距離が詰まるとケミカルもパンチと膝で応戦する。

2Rに入ると、距離を詰めて肘を狙う吉野にケミカルも肘で応戦にする。
両者、肘の打ち合いを見せるがケミカルが肘でカットに成功する。

最終ラウンド、膝蹴りで吉野がダウンするが、立ち上がると肘で逆転を狙いに行く。
再び両者の打ち合いが始まる。吉野は鼻が大きく腫れるが、
ケミカルは肘を中心に顔面を狙いに行く。そしてパンチと肘で再び吉野がダウン。

ここで、ゴングが鳴り試合終了。
激しい打ち合いを制したケミカルの今後が期待される。