竜宜選手インタビュー

12.18 第6試合に出場の竜宜選手インタビューです。

竜宜(30歳)
19戦11勝5KO4敗4分
168cm/右
1981年10月1日生
大阪府出身
誠至会所属
NJKFライト級6位

全国でも有数の日雇い労働者の街、大阪西成区。
竜宜(たつのり)が生まれた街だ。

「まあ、面白い街ですよ。」
「セレブの街です。(笑)」

幼少の頃の話を聞くと、
「真面目でしたよ(笑)。一人で漫画書いたりしていました。」
「今はあまり書かないですけどね。」

家庭の事情で両親とは一緒に暮らした経験がないと言う。

「おじいちゃんと、おばあちゃんと暮らしていました。」
「おばあちゃんっ子でしたね。」

あまり多くを語らない彼だが、続けて、

「でもね、おじいちゃんと、おばあちゃんが、今週離婚するんですよ。」
「74歳ですよ!今さらかよって感じです(笑)」
「今週、引っ越しの手伝いなんですわ。」

どんな話しにも、暗さを感じさせない話し方は、彼の性格なのか?
それとも、大阪人の気質なのか?
そんな彼を初めて観たのは7〜8年。

現在は無い大阪マザーホールでの試合だ。
その事を聞くと、

「まあ、のんびりした選手生活です。(笑)」
「まだ、やっているんです。(笑)」


今年30歳になる竜宜。
「今は生コンの仕事を自分でやっているんです。」
「あと、仕事が無い時に、加圧トレーナーの仕事も雇われですけど、始めたんですよ。」

選手、生活。色々と考える年齢である彼に、選手としてのゴールを聞くと、

「なんでしょうね?まあ、自分なりの勲章が欲しいのかな?」

仕事、練習と忙しい彼の息抜きは、クラブで音楽を聴くことらしい。
あまり、お酒は強くないと言うが、飲んでいる雰囲気が好きだと言う。

12月の試合の事を聞くと、
「名古屋に行った事があるのは、一度試合で行っただけです。」
「でも、名古屋まで行って負けたらあかんから。」
「キッチリ倒してやりますわ(笑)」

インタビューを通じて、つかみどころが無い彼の話しかただったが、
大阪で生まれ、大阪と言う街が大好きだと言う。

リングは、自己満足の場ではなく自己表現の場。
彼がリングで見せる自己表現とは?